安価な黒大豆でおいしい黒豆を作るワザ

おいちゃん 黒豆好き。

稽古をかねて、実家の味を長男みずから継承したく、高級な丹波の品種ではない、いわゆる「黒大豆」1袋を近所のスーパーで購入。ごくごく普通の豆ね。

まあ、こういうのは場数を踏まなきゃ上手くならないので、ひとまず、やっすいのでOKである。ちなみに、これまでに2回ほど挑んでおり、おもったより上手く出来たのは大っぴらに自慢だ。

我が家は日本酒を嗜むので、黒豆は正月の贅沢品ともいわず、もっぱら年中こさえても差し支えないのである。さーて今回は3度目。気持ちに余裕ができ、写真も撮影。ブログにUPです!

☆ 段取りを備忘録的に記しておこう ☆  参考にさせて頂いたサイト

まずは 黒豆、水、砂糖 である。

黒豆は200g。そして水と砂糖の分量は、ほとんどのレシピでは1:1:6となっていた。オヤサイトのレシピはここが違い、1:1:4なのだ。なので、この比率を用いると、砂糖200gに 水800mlとなる。なお、調理開始は翌朝だ!

起きぬけ朝いちばん。

豆をざっと洗い煮込み鍋に入れ、水800ml注ぐ。そのまま、お出かけしたり、仕事に出たりする。おおむね9時間ほどすれば、水を含んだ豆がやる気も満々で待ってるので、ちょいと帰宅して、そっこー煮込みOKです。

帰宅して酒でも飲みながら。

10分かけて、戻し汁ごと。くつくつ沸騰するくらいの火力で煮る。砂糖も始めにぜんぶ入れても構わんと思う。ここは豆が固くならないよう何度かに分け入れるということもあるようです。ま、めんどうなので、全部いれます。いちおう丁寧に溶かしながらやってます。砂糖を入れたら、火力を落とす。とろ火で良い。そして大事なのが落としぶた。

これがないと。

豆に皺が寄ってしまうのだ。豆は煮汁でひたひたに。なおかつ落としぶたで、一切の空気に触れないように煮る。空気に触れず、煮汁は蒸発して減らないから、挿し水も必要ないと思う。これが3~4時間。

豆をピックアップ。

黒豆の固さと甘さを確認する。熱い豆はまだ甘さが馴染んでないので、冷ました時に甘みが増すイメージだ。ちなみにオヤサイトでは、毎回ここで若干の砂糖を追加している。今回は黒砂糖のせいなのか、甘さがスッキリだったので、多めに追加しても良かったかもしれない。

灰汁は取り除く。 俺はやんないけどw

好みの仕上がり☆

と思ったら、火を止め、一晩そのまま鍋ごと冷ます。翌日になったら、冷蔵庫で寝かせて、甘味をさらに馴染ませる。まー、すぐには食べれないので、せっかちな人は、既製品をお薦め。ただ、この時代を生き抜く男なら、せっかちさんは命取りですぞw

お酒はぜひとも純米酒。

私見としては、とても美味かった前回作に比べ、かるーい甘さだったのは ①豆の違いか、②砂糖の違い。。分量や段取りは変えておらず、見た目と食感は同質なので、やはり砂糖ぽい。前回はグラニュ糖とザラメ半々のブレンドに対し、今回は黒砂糖だけを使用。これが意外にも甘さスッキリの要因?
なお、オヤサイト定番の地酒は、八女の繁桝か、久留米の比翼鶴です。

今回は食材として黒大豆を用意したが、たくさんあったので、一部を種子として取り置き、この夏は発芽の実験をしてみようと思う。ここだけのハナシ、自家採種を目論む種子とすれば、かなりお得な価格でもあるw

そうなるとやっぱり丹波産で、漆黒に輝く品種が欲しいなぁ。ただ、産地がぜんぜん違うので、もはや丹波の黒豆とは謳えないけど。どうだろ → 博多の黒豆 とか 西区の黒豆とか ← どこやねんw 上手く行けば、正月は「自然のガチ黒豆」が振る舞えるぞー。

ガチの黒豆!たのしみぃ