遅めのランチに出た。
相場も膠着してるし、ウェブサイトも進まない。
おなかは空くのに 食いたいものもないし、
ああ、なんとなし、某有名チェーンへ。
サスガに16時は、お昼じゃないねえ
がらんがらんの店内で、広めの席を陣取ると、
さっそく給仕がきた。
けっこうぶっきらぼうに、ちゃんぽん。
とだけ答えると、マニュアルの流れしか
応対できないのか、焦った顔で取り繕う
訛りのきつい、お姉ちゃんがいた。
ほ、ほかに ご注文は ごじゃいませんか?
…
そそくさと、厨房に戻る彼女。
すこし、想定外だったのでこっちの目が点。
飯がくるまでぼんやり、考えた。
「あー、留学生やな。」次きたら名札みとこ。
と思ううち、次 やってきた。名札には
ひらがなで、い と書いてある。「い」だ。
彼女は い さんだ。ひらがなで 一文字。
ちゃんぽん食いながら、彼女の仕事っぷりが
気になる!う、うごきが遅いのだ。てれーんと
仕事しよる…。 喋り方も日本語だから
たどたどしいのではなく、きっと、天然である。
飲食店で、てれーーーーんとした感じ。
こいつ裁けんタイプやなー。きっと。
一緒に仕事したら、最初にキレるな、俺。と、
同じ職場で自分が、怒り狂うのを妄想しながら、
麺をすする。ただ、これが客の立場でいると
癒し系になるから、ひじょうに 厄介だ。
ちょっとタイプかもしれん。
い。さんは、李さんなんだろうな。
「ごじゃいませんか?」と発音しちゃうのは コリアン。
ちなみに李、と書いても、台湾や中国では「り」だし。
漢字で書けないのも、ハングル世代ならありうるなー
などと、なんやかんや勝手に大陸を駆け巡ってみる。
うーん
やっぱタイプかもしれん。
しかし、せっかちなイメージがある、コリアンや中国の女子で
こういう娘をみると、ディープインパクトですわ。ニホンならねえ
よくいらっしゃるけど。天然な娘さんも、国境を越えるんだな。
日本人になっちゃえばいいのに。なってどうするもないのですが
ウケはいいんじゃないでしょうか。一緒にしごとしない限りね。
とりあえず、また行こう。
ふ