言葉に 頼れない夜。

本日は、民俗音楽ナイトであった。
西アフリカの音楽を、お酒を頂きつつ堪能でござる。
アタシはブルース&ソウル好き。嫁は沖縄音楽、三線を嗜む。
毎朝11じ、あたしはNHK-FMで放送される「邦楽のひととき」で
コーフィーを煎れながら民謡を聞くのが日課。ただ、なんとなく。
でも、あんまりハイってこないのです。
にっぽんじんなのに。
ただ、民謡で思い浮かべる光景もあったりする。
あれなんかよかった。落人伝説のある椎葉村だ。
椎葉村で、ぼんやり杉林を眺めていると、どこから
ともなく、村の民謡が流れてきてた。きっと働き歌だ。
あの感覚は、ブルースにも感じるし、
先ほど堪能したアフリカ音楽にも通じる。
音楽は、楽器でも、言葉でもなく、きっと呼吸なのだ。
その息使い。楽しい息、苦しい息、切ない息使い。
言葉に頼っていては、決して生まれない感覚。
ああ、少しだけ やり切れない。
俺はあまねくモノに
陽を照らす存在にならなければいけないのだ。
いま、勘違い的 切なさすら感じる、この体が
朽ちたあと。
言葉に頼っていては、生まれない感覚…
それができるの?ああ、少しだけ やり切れない。