事務所に向かう。

大名で道を訪ねられて困惑してると、
年配のお母さんが(つーか正直婆さん)が間に入ってきて丁寧に市民センターの場所を案内してくれた。そもそも訛りからして訪ねてきた兄ちゃんは韓国人だと思ふが、婆さんはえれー俺に説明してくるではないか。む!もしかして俺さまを外国人だと思ったか、ことさら親切丁寧。たしかにスマートな兄ちゃんと俺が並ぶと明らかに、こっちに軍配が上がるアジアの臭いシステムだったりする訳で。「じゃ。あんた、一緒に行くばぃ」とオレに積極的婆さん。以前、ほんとに釜山で迷子になったときは、オジサンに声かけて貰って助かったけど。いやいや、あのーあたし、ここホームタウンですから。と思いながら、先に歩き出す婆さんを目で追う、妙に日本人っぽい兄ちゃんに「おばちゃんが一緒に行ってくれるって」と告げると、かっ!と振り返り「お姉さんたぃ!!」と一喝されるあたしですがね、「こちとて日本人じゃー」と本音と建前がぐるぐる巡る、襟裳岬。あたしゃフツーの日本人なり。
さあっ。キーを打ち放つ
熱いテイスト。夏はもうすぐ。