鋼の仕上がり。JBウェルド施工レビュー

だんだん終わりが見えなくなってきた
サブタンクのLLC漏れ補修の続報。

あれから期待の「JBウェルド」並行輸入品を購入。フランスにほどなく近いイギリス領のジャージー島からはるばる10日ちょっと。首を長くして待っておった。なんせ前回はコーキング剤にこだわったばかりに、七転八起のひとり相撲だったよ。苦しゅうナイ近う参れ。

鋼の仕上がりと聞いておるが。 なんと STEEL とあるぞ!

これを機に、破損箇所が小さいうえ、荷重のかかって接着剤では強度が持たない部品あれこれ試してみた。まー、あとあとよく考えたらぜんぶ「材質が樹脂」。これは鋼の仕上がりが裏目にでるポイントでもあるのでご注意されたし。

これら破損して数年とか。よく捨てずに保管してたもんだ。いまならebayで代替品を見つけられるようになったけど、以前はそうもできなかったので、技術と材料、タイミングを待った。そんな期待の新人JBウェルドとの出会い。

たまたま動画を見たんだが、ありえんくらい大胆な修理風景に度肝を抜かれるし、半分はウソだと思って情報やレビューを巡回してたら、まんざらでもないレビューも多い。おぬしのSTEELの意味が判る。

じっさい使ってみると、使いやすいし、作業性も仕上がりも良い。サブタンクに関しては前回のバスコークよりも頼もしい。しかーし!完全に漏れが止まるまでいかなかった。

サブタンクが膨張してLLCが滲むとJBといえども剥離を起こし、数日でタンクのLLCがなくなってしまう。常温での漏出はないし、時間の経過に差はあるけど、結果的にバスコークと一緒だった。なかなか残念だけど、気を取り直して、いまいちど検証してみる。

傷から漏出したLLCに触れた箇所は、カッターの刃が差し込める浮きがあった。ただし、そうでないところの密着度は高い。LLCに触れたのが先か。膨張して剥離したのが先か。この見極めも大事。

剥がしたJBの裏をみると、そもそもの傷は一向に改善してないので漏出の跡がある

どっちにしても漏出する傷がある限り、何を盛っても同じようだ。ここは考え方を見直し。半田コテによるプラスチックの溶接を思いついた。サブタンクの表面を馴らして穴を熱で埋めてみようかと。ひとまず、JBウェルドはサブタンクの補修において、バスコークよりもマッチしていて、作業性も良いですw

【DIY リペア】割れたプラスチックは、半田ゴテで溶接しちゃうよ!(簡単な 樹脂溶接 のやり方)

希望を胸にプラスチック溶接を始める

念のためググってみると、既にたくさん情報があるではないか。最初から気付けば良かったのだけど、こんなときって「穴を埋める=盛る」の足し算しか思い浮かばなかいのですよ。よくある修理の落とし穴です。でもこんなドツボも経験すれば、もう大丈夫。

さァ。半田コテで傷を溶かしながら埋めます!

隙間がないように丁寧に表面を馴らします!

強度を上げるため、更にJBを盛った。もし駄目なときは、結束バンドなどを加熱し「樹脂製の素材を繋ぎにする方法」を試してみよう思う。

後日、テスト走行で漏れが再発した(泣)表面に盛ったJBが、前回のように浮いて剥がれることはなかったが、浮きがないまま傷に沿って引き裂くようにパキっと割れてた。

ということは、JBの密着度はバッチリ!ということですよ

半田コテを使ったので表面がボコボコになり、食いつきが良くなったか。次回は樹脂素材の繋ぎを試そう。やっぱりJBは、良くも悪くも鋼の仕上がり。柔軟性に欠けるので修理対象によっては要注意です。


◇◆JBウェルドの能力を試してみた◆◇

①ゆるゆるのネジ穴
ガッチリ穴埋め→ドリルでネジ穴を再構築!

②バイザークリップ&ワイパーナットカバー
接着面の小さい樹脂にも使えるがガチガチに
硬化。しなる部分に使うと別の箇所で破断。

③風呂窓の取っ手
柔軟性を問わないので否応なく性能を発揮!

④アッパーホースのクラック
微調整は必要だけど概ね良さげ!


バスコークはソフトなゴムの仕上がりだし、JBは噂どおりハードすぎる。上記リストはほとんど樹脂なので、JBはこれらのリペアに採用されず今回は保留となったww

微細なクラックから、まさかの連載だ

前回コーキング剤のバスコーク。そして今回はJBウェルドからのプラスチック溶接。次なる回もまたまた半田コテのプラスチック溶接「樹脂素材の繋ぎ盛り」に続く。さあ、作業は完了するか!

お茶や味噌汁に、キクイモ健康葉!
数量限定で販売しとりまーす
(*゚∀゚)

☆★ Have a fan!! ★☆