
毎年、梅雨から夏となれば、草刈りに追われる草生栽培のオヤサイト。農園移転して2回めの夏。おいらの波動が共鳴したのか、名もなき草花が本気出してきた。
いや「名もなき草花」というのは失敬。
彼らは広い農場のそれぞれのエリアで、土に選ばれて生えているのだ。そのエリアに足りないものを補おうとする草花。耕作者にとってはそれがサインになる。ふらふらになって避難した隣の公園。
人間もおなじかも知れない。生命ある身体は生命維持のために、腫れ物とか熱とか、病というサインを出す。いや「病」というのは、名もなき草花を「雑草」と呼ぶのと似ていて、なぜそこに宿るのかを考えさせてくれない。
なので。刈り取った草花はそのままにして、草マルチにしたあと、朽ちて土に還します。そんな草生栽培なのだ。
移転当初は以前の農場と違った草花のラインナップだったが、なんだろう。前と同じような植生になってきた。土が植生を宿すとき、出入りする人間もひとつの要素にしているかも知れない。汗だくでハァハァやってる人が居るので、そんな波動が共鳴してもおかしくは無い。

草マルチを繰り返すと、土が凪いで草花が変わる。荒くれのゴツい草が、可憐な草花になって管理がしやすい。人で言う体質改善みたいなもの。ひとの身体も土と似た仕事をしている。
さて、この夏はまだまだアオイ科で盛り上がっている。初めてローゼル70株ほど定植。オクラはもちろん、花を愛でるモミジアオイも。同じくアオイ科のコットンフラワーの種子寿命は1〜2年。試しに5年ほど経過した種を蒔いてみたたら、バリバリに発芽した。それより前の種子はさすがに無理でしたけど。
アオイ科のほかには、マイクロトマト。種子寿命は長いのに、一昨年まえ採種した種が発芽しなくて撃沈。播種した土を1カ所にまとめて放置してたら、まとめて40株以上の発芽を見せた。手を掛けると発芽しないツンデレのマイクロトマト。こぼれ種で野良化したエビス草は緑肥とハブ茶になる。それとツルムラサキといった具合。

初のローゼルに合わせて、新しく播種したマイクロきゅうり。これは写真のように無事に発芽したけれど、アオイ科と違って初手なので、生暖かい目で生育を見守るしかない。
自家採種した落花生は、打率がイマイチ。白黒あわせて毎年5月の発芽に失敗してる。種が痛んでしまい、今回も総入れ替えしておる。なかなか販売できる量までいかない。
たくさん仕込んだらっきょう苗。梅雨どきの収穫を外してしまい、そのまま来年に持ち越しとなりました。畝にゴツい茅がバンバン生えて来て、このままだと来季も収穫できない。ちょっと畑と相談します。
さーて 9月過ぎれば、草刈り仕上げて耕起まつりだ。季節を満喫して巡回に勤しむ暮らしは、なかなか良きです。