アサガオ一輪。

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よりによって、透き通るような
真っ白いアサガオが咲いた。
いや…
咲いた。ではなく、咲いていた。
色んなことに、気を取られている間、
ひっそり 咲いて、ひっそり 枯れてた。
花の命は短いとは、よく言うものの
こんなことあってはいけない気がするよ。
花が咲いたことに気付かぬ
人生なんぞ、男として愚かだ。
花が咲く前々から、水を与え、与え
いつくしむ。咲いてなお、いつくしむ。
枯れてなお、いつくしむ。
男はそうやって
女を愛すのだ。
アサガオは枯れてた。
ひとしきり咲き誇る姿も
見ることなく。枯れた…。
まったくもって愚かだ。
俺に、いつくしみって所業はあんの??
祖母も母も嫁も、塾生も、水を与え慈しむ
でーーーんとした行いの覚悟ができているか。
こら横道もん。
まったくもってウマシカ者やな。
とりあえず、今日も笑っとけーーー
ハッハハーーーー (‐_‐)