良きアニソンはステルス軍歌

1971年生まれ。

争うことは悪だと学び、お茶の間では、特撮やアニソンに潜むステルス軍歌を聞いて育った、やつがれは、左のようなライトシニアである。

このボルテスVのリリックにある、理想を追う戦いの系譜は、きっと令和のカワイイやカッコいいの中にも眠り続けている。当時、再放送されたフィリピンでは、このアニソンを日本語のまま国民が共有し団結、軍事政権を倒し民主化に至った国歌レベルの一曲。

そういった経緯もありつつ、近年では実写版もリリースされた。

今もなお、ジャパンコンテンツは、勇ましく優しい軍歌が母であり、アニメや特撮の語り部によって、過去の日本から受け継がれた。カッコいいとかカワイイは決して、戦いに負けた惨めな戦犯感性から生まれたんじゃないぞ。

命を賭けた幾万の人たちが発するような、カッコいいとカワイイに守られたメッセージ。

「戦えば、負けても、実る」なのだ。

そこに気づけば、かならず芽吹くというのに、いつまで左の羊をさせてくれるのか。それとも左はとん平? ヘイ・ユー ・ブルース。