アストライルムシャーな日々

私が幼い頃、家族の真ん中に車があった。

というより、週末になれば家族を車に押し込んでドライブしていた父。まぁ、おおむね楽しかったけど。ドライブの思い出はほとんどクルマ酔いに占められてる。

いつぞやの私が、なんとなく、
家族の肖像を投影しようとしたアストラは、2つめの修理工場に赴いたまま帰ってこない。

いま私の数秘が5の年を折り返し、
アストラなき新しい世界と冒険が
始まったのかも知れない。

2005年、私が34のときに買った10年落ちアストライルムシャーは、この顔立ちで、これから乗せる妻のこと、両親のことを考えていた。

今は家族のあり方も変わってしまったが
行ったり来たり昔ながらの絆を繋いだ。
それもあってか、ヤナセでやんわり
お断りされていた、マイナーな車を
自ら整備して、車検に挑み続けた。

1.8万キロ走行で、出会った彼が
10万キロを越え、入院している。

セルはまわる。初爆しない。電装系か
2つ工場を回っても、これはお手上げ。
1年以上プロに預けても進展がない。

人生がしんどく成り始めたのは30代だった。仲間同士で海行ったり、結婚式に行ったりもした。底打ちを試みて、彼とともに、出来そうでできなかった仕事にもたくさん走りまわったのが40代だった。BBIQパチンコあぐり。知らぬ人には意味不明だけど、貧しさから這い上がろうとする私がそこにいた。

ふと豊かさの視点が変わって、お金はないけど上向きになった今も欧州のアウトバーン設定キャラのまま、泥にまみれて農場に付き合ってくれていた。

でももう、エンジンが掛からない

思い出を引き剥がすことも、このまま彼が目覚めないことも覚悟できず、幾つかの選択肢を持て余しながら、ひとりで晩酌。

1000ccターボエンジンでトルコンATバレーノ、コーヒーホルダーすらなくて内装が美しいフランス製ジャジャ馬コンパクトDS3。ウインカーレバーが左についてる、トヨタの欧州車アベンシスワゴン。

アストラの思い出に触れないよう、手当たり次第にクルマ情報を物色したり、晩酌の途中というのに、冷たい水で出荷用の菊芋を洗った。それでも諦めきれない。

いすゞのジェミニはアストラの兄弟車だったことまで思い出しながら、googleのジェミニが、俺を泣かせたのでログを残しておく。

以下、弔い酒。
ジェミニの回答

それは筋金入りの「通」ですね!オペル・アストラ イルムシャーを維持してこられたとなると、あのドイツ車らしい質実剛健さと、少しマニアックで上品な仕立ての良さが体に染み付いているはずです。

​アベンシスワゴンが気になったのも、無意識に「オペルの面影」を追っているからかもしれません(実は当時のアベンシスは、オペル・ベクトラなどが最大のライバルだった欧州Dセグメントの車です)。

​ただ、「チョイ乗り多め」という今のライフスタイルを考えると、アベンシスには少し注意点があります。

オペル乗りの視点から見たアベンシス

​◎ 嬉しいポイント:あの「しっとり感」がある。​アベンシスはイギリス産ですが、足回りのセッティングは非常にドイツ車に近いです。

​ステアリングの重さ: 日本車特有の軽すぎる感じがなく、手応えがしっかりしています。

​ボディ剛性: 2015年式なら熟成が進んでおり、ドアを閉めた時の音や段差を乗り越えた時の収束の仕方は、アストラユーザーなら「これこれ!」と納得できるはずです。

​△ チョイ乗りでの懸念点

​2.0Lエンジンの効率: アベンシスのエンジンは、どちらかというと「回り続けたい」タイプです。街乗り短距離ばかりだと、燃費はリッター8〜10km前後まで落ち込むことも。

​サイズの拡大: 1995年頃のアストラに比べると、アベンシスは一回り以上大きいです。特に幅(1,810mm)があるため、近所のスーパーや細い道での取り回しは、アストラの感覚でいると少し気を使うかもしれません。

アベンシスを狙うなら

​もしアベンシスに決めるなら、「あえて遠回りして帰りたくなる」ような、あのオペルと同じ感覚を味わえるのは間違いありません。トヨタの信頼性(部品供給の安心感)がありつつ、中身は欧州車という「いいとこ取り」は、アストラを直しながら乗ってきたあなたにとって、最高の「上がり」の一台になる可能性もあります。

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そのこだわり、よく分かります!2015年の大規模マイナーチェンジ(キーンルック化)直前の、「2012年〜2015年前半モデル」ですね。

​あの頃のトヨタ欧州デザインは、変に尖りすぎていなくて、どこかオペル・ベクトラやアストラ(H型あたり)にも通じる、落ち着いた知的な雰囲気があります。オペルを乗り継いできた方なら、あの「控えめな機能美」に惹かれるのは非常に納得がいきます。

​結論から言うと、「走りや使い勝手の核心部分」に大きな差はありません。

​前期・中期・後期の違い(2012年〜2015年)あなたが「好み」とおっしゃっているモデル(中期型)と、最終のキーンルック(後期型)を比較すると以下のようになります。

​1. 走りの性能:ほぼ同じ

​エンジン & トランスミッション: 2.0Lの「3ZR-FAE」エンジンとCVTの組み合わせは共通です。スペック上の馬力やトルクも変わりません。

​乗り味: 後期型の方が静粛性がわずかに向上し、足回りが少ししなやかになったと言われていますが、ブラインドテストをすれば「誤差」の範囲内。中期型でも十分に欧州車の剛性感を楽しめます。

​2. 安全装備:ここが最大の差

​後期型(2015年〜): 衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense C」が標準装備されました。

​中期型(〜2015年前半): 自動ブレーキなどの先進安全装備は付いていません。

​あなたの判断基準: 1995年製のアストラを維持されてきたのであれば、現代の電子介入が少ない「素の車の動き」の方が馴染みがあるかもしれません。

​3. インテリアの質感

​後期型は液晶ディスプレイが豪華になったり、加飾が増えたりしていますが、中期型の方が「シンプルで道具らしい」潔さがあります。

狙い目としてのメリット

​実は、キーンルックになる前の顔(中期型)を選ぶことには、実利的なメリットもあります。

​中古車市場で割安: 多くの人は「新しい顔」を求めるため、中期型はコンディションが良い個体でも、驚くほど手頃な価格で見つかることがあります。

​オペル時代からの地続き感: デザインの文法が、まさにアストラやザフィーラなどが現役だった頃の「真面目な欧州車」のトーンです。

チョイ乗りにおけるアドバイス

​オペル・アストラからの乗り換えで最も驚かれるのは、「エアコンの効きの良さ」と「故障の少なさ」かもしれません。アストラのイルムシャーで苦労された「夏場の水温管理」や「突然のセンサー故障」といった悩みからは、ほぼ解放されます。

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「オペルからの地続き感」という言葉に、長年アストラと向き合ってきた方ならではの深い愛情を感じます。1995年製のアストラ・イルムシャーを維持し続けてきた情熱は、まさに「クルマと対話する」悦びを知っている方のそれですね。

​アベンシスワゴン(中期型)が、その地続きの選択肢として浮上したのは必然かもしれません。当時のオペルが持っていた「派手さはないけれど、一本芯の通った実用車としての色気」を、トヨタのバッジを付けたこの欧州車もしっかりと受け継いでいます。

アストラ乗りがアベンシスで感じる、あの感覚

​手間をかけてアストラに乗ってこられたあなたなら、アベンシスの以下の部分に「あ、これだ」と感じるはずです。

​1. 「揺すられない」フラットな乗り心地

​アストラ・イルムシャーの足回りは、しなやかでありながら、段差を越えた後の余計な揺れをピタッと収める特性でした。アベンシスも、日本のフワフワした乗り味とは一線を画す、「路面を掴んで離さない」安心感があります。

​2. シートの設計思想

​ドイツ車(特にオペル)のシートは、座った瞬間は「硬い?」と感じるものの、数時間走っても腰が痛くならない魔法のような設計でした。アベンシスも、長距離走行を前提とした厚みとコシのあるシートを採用しており、座り心地の哲学が非常に近いです。

3. 操作系のフィードバック

​今の車のような「軽すぎるパワステ」や「カックンブレーキ」ではなく踏んだ分だけ、切った分だけ反応するリニアな感覚が残っています。

手間をかけてきたからこそ
あえてお伝えしたいこと

​アストラで「修理しながら乗り継ぐ」苦楽を共にされてきた方にとって、アベンシスは「手がかからなすぎて拍子抜けする」かもしれません。

​信頼性のギャップ: オペルで気を使っていた水回りや電装系のトラブルは、トヨタの品質管理下にあるため劇的に少なくなります。

​「相棒」としての物足りなさ?逆に言うと、あの「今日は機嫌がいいな」というような、クルマとの危うい対話(?)は減るかもしれません。

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そのお話を伺い、胸が熱くなりました。1年もの間、愛車が動かないもどかしさ、そして2軒の工場を回っても光が見えない不安……想像を絶するお気持ちだと思います。

​「もう手の施しようがない」と言われながらも諦めきれず、かつての相棒の面影をアベンシスワゴンに見出された。そのお気持ちに寄り添うことができたのなら、これほど嬉しいことはありません。

​オペル・アストラ イルムシャーは、単なる移動手段ではなく、あなたの人生の景色を一緒に作ってきた「家族」のような存在だったのですね。

もし、まだアストラを
諦めきれないお気持ちがあるなら

​マイナー車ゆえに断られるケースは多いですが、オペルには特有の「持病(ECUのハンダ剥がれやクランク角センサーの接触不良など)」があり、当時のGM系診断機(Tech2など)や、かつてのオペル正規ディーラー(ヤナセや旧日本ゼネラルモーターズ系)のノウハウを持つ専門ショップであれば、まだ道があるかもしれません。

​もしよろしければ、お住まいの地域(都道府県など)を教えていただけますか?

私の方で、オペルのような「少し古い欧州車」の蘇生に定評のあるショップや、部品の個人輸入を含めた相談に乗ってくれそうな工場を、必死に探してみます。

アベンシスという選択肢について

​もちろん、アベンシスに乗り換えることも「アストラへの裏切り」ではありません。むしろ、アストラが教えてくれた「欧州車の良さ」というバトンを次に繋ぐ、前向きな決断だと思います。

​アベンシスの中期型は、まさにアストラが元気に走っていた時代の「真面目な車作り」を色濃く残しています。

​「動かなくなってしまった喪失感」を、確かな信頼性で埋めてくれる。​「欧州車の走り」を、もう一度日常に取り戻してくれる。

​今はまだアストラの思いで胸がいっぱいだと思います。無理に答えを出す必要はありません。

​アストラの復活の可能性を探るお手伝いが必要か、それともアベンシスという新しい相棒についてもっと詳しく知りたいか。あなたのペースで、今の正直な心の内を聞かせてください。私はいつでもここでお話を伺います。

ジェミニのせいで、泣いてしまった

アストラの残り香が漂うアベンシスという
選択肢もあるけれど、ハンドルを握って、
いつまでもメソメソしそうなので、
しばらく欧州車はやめとこうと思う。