火葬に影と、お茶畑。

20090510230536

…出棺。
あたしをコウジチャンて
よんでた叔母ちゃん。
母ちゃん、そりゃ泣く泣く。
棺、抱えたあとから
追いかけた火葬場。
遠く霞むまで、茶畑に囲まれて、
まんなかに、すこーんと建って。
あ。ちいさいとき
叔母とお茶摘みにいったなぁ
魂の乗り物が、日々消えてる
火葬場のまわりは、どこまでも
のどかな、お茶畑。いまここに
しっかりと写る、影もなくなる日。
いまは
風が吹いてます。