祖父は風で頷いてくれる。


我ながら、おどろいたよ。
帰宅して覗いた鏡のなか。
あたしの顔が変わっとる!
眼ん玉に魂入ってた。
凄いぞ。おれ
あさ。家でるときと
全然ちがうではないか!
今日の午後、古庄さんに魂を注がれた。
七年越しの調和に、風がさあっと吹いて
これもまた、スクリーニングかもしれない。
じぶんの存在理由や、見知らぬ祖父が
探究したこと。自分のしらない深記憶を
語るとき、その想像に間違いなければ
風がすわーっと吹いて、頷いてくれる。
いつもね。
その風は、風じゃあない。
意思をかんじる気配なんだ。
祖父たちが俺に出してくれる
今こそ進め!の、合図と感じる。
古庄さんの仕事場は、森と繋がり
壁がないし、外と内の結界もない。
ご自分で作られた不思議な空間。
そこに風が吹き込み
出されたカフェオレに
森のつぶつぶが混じる
でも。妙においしい訳で(笑)
おかねがあるとかないとか、に始まり
勤めてるとか、ないとか、どうでもいい
ちいさなことなんだ。とてもちいさなこと。
なぜなら、いま、生きてるんだから。
不思議と、やっていけてる。それでいい
ちゃんと、やっていける。でなくていい
人は、生まれただけで、ひとつ完成してる。
その先、長いじんせい。己の魂が共鳴しうる
場を見つけ、そこに居て、調和をすればいい。
すなわちそれは、高い波動を生み出すと思う。
それがアセンションというやつなんだ。
この世で人が生きるのは、全て調和のため。
意思を感じる風は吹いてるか