三十路モラトリアム。


精神疾患で幕を開けた、三十路。
やっと回復を実感できるのは四十か。
おとこ働き盛りの年頃に
あたし、自己鍛錬しまくり。
やっとこ33、心と体が整い始め、
35で飛び込んだ、ガッコのセンセ。
若者のテンションで過ごしてたら、
自然に回復してた気がするよ。
ほんと。無垢な
学生たちに感謝だ。
でも社会って、いちいち
ややこしい訳でございまして
振り回されて上げ下げしてたら
エネルギーのロスが多くなって
何度も振り出しに戻る、36、37。
38。新たな決意!
今年もう39。てのに、それでも
まだ、精神疾患の余韻がある。
これが完全回復
最後の砦なんです。
精神疾患と共存するため
びっしりつけた、怠け癖。
全てなるように身を委ねる。
ムリしない。追いつめない。
考えない。もうこれしか、
見込める薬はなかったし。
どっちがいい?
メディカルの薬は
ほぼ廃人確定だ。
ただし良薬は、怠け癖という
副作用だけがネックだったな。
残りじんせい!社会が俺から
奪った時間を取り戻したい。
我が尊厳の回復!
体を治し、心を治したら、
最後は尊厳の回復なのだ。
ちくしょう。十年もかかった。
怒れ団塊じゅにあ!いまこそ
消費者お客様という美名のもとで
むしり盗られた時間を思わん!
西も東も資本主義は
間違ってるんじゃないか。