大名の空き店舗学。

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むかしサンパーで取った、キネヅカみたく。

ポスチングやフライヤ依頼で本屋をはしごしたり
ひさびさ街をじっくり歩いて、改めて感じたんすが、

大名地区の空店舗は減ってない。
むしろ微増といったかんじもする。

フライヤは店舗にお願いするのだが、そもそも
お願いできる店そのものが少なくなった気がする。

路面店が少ないつーか。

福岡市は土地が狭い上、一時、外資が物件を
買いまっくったとのことで、道路に面した一階は
テナント物件の高級品となり、それゆえ上に上に
延びた、比較的安価な物件が人気だと思われる。

と。勝手に推測

もしかすると、店の数は減ってないどころか、
増えているかもしれぬ。でも、空店舗も増える。

つまりお店が、わざわざ賃料が高い一階に入らなく
なくなったのではないか?隠れ家コミュニティ化して
いるのかもです。そんな仮説のヨシコです。

よその街はどうなのだろう。ワカモノが集う町は
きちんと今でも、変わらず賑わってるのだろうか?

なにも過疎化するのは商店街だけでなく
じつは都心部でも起きうるかもしれないし。

というのも

この十年でネットが、津々浦々に浸透し
消費スタイルに大きな変化をもたらした。

すこーし胡散臭かった、ネットショップが
決済や配送も洗練されて市民権を得た。

おおかた、

リアル物販には
ダメージが大きい

福岡における、空テナント問題
いろんな要因が考えられるが

前述みたく、消費スタイルが変わった。
外資の参入で賃料が上がった。とか
お店が顧客を囲いコミュニティ化した。

などなど

そのほかに、私がもっとも注目するのは、
ネット世代の消費者は足でモノを探さない。

という点

便利だし、詳しいし、探し物は、もはや
ネットに勝るものはないように見える。

みんなアイポンで調べて、買い物カゴに
落としちゃうわけで、よっぽど魅力がないと
お金や労力をかけて、足は延ばしてくれない。

ましてや、今のご時世。

ウェブ検索にひっかからないと、もう未来永劫
あなたの店が発見されることはないかもだ。

いまや検索ワードはリアルの看板より、
大きな売上に繋がる頼もしい存在である。

つまるとこ。足で情報を探さない時代なのです。

そうそう余談だが、新聞記者の劣化が叫ばれて
久しいが、情報を足で探さないということである。

そのほか

就活はパソコンがないと何もできません。とか、
カラオケ端末が提案する楽曲から選ぶ。とか、
ひらめきや、偶然、思いつき、その他の連想
イメージへのアクセスが大幅にダウンする。

選ぶしかできない時代ってコワーイ

街を歩いて店を探す消費者が少なくなったことと
高いリスクを背負って、一階テナントに入居する
ことを避けたい店舗側。この間が今の大名だ。

カラオケの選曲端末、就活、検索ショッピングを
考えると、消費動向は澄まし顔で激変してるはず。

それも鑑みず、過去のセオリーで経済を推し
量るから何もみえてこない。いや見ないのだ。

今の日本はことごとく、
旧経済で逃げ回ってる。

つぎは芸財ー、芸財社会~

次の時代、もっと感覚を研ぎ澄ましたい貴方は
大名一丁目、社会構造リメイク回路 Yosico-Jim。
癒しのアナログデザイン塾へお越しください。

次回も、停車しますー

IMSがプチサンセルコ化してる。